【アスリートメントレ レポ】 阪神・秋山拓巳投手×スポーツDr.辻 ~“ゆらがず、とわられず”な心の作り方~
ドクター辻とメントレを続ける阪神秋山投手。
昨日オールスター2017の投手にも選出されたことが発表されました!
「マイナビオールスターゲーム2017」監督推薦で秋山選手が選出!
秋山投手と、辻の対談を少しだけですがみなさまにお届けします!
対談 阪神・秋山拓巳投手×スポーツDr.辻
~“ゆらがず、とわられず”な心の作り方~
メンタルが弱いと言われ続け、行きついた先
(秋山投手)僕はメンタルが弱いと言われ続けていて、それを言われ過ぎて気にし出して、
辻先生を紹介していただいたのがきっかけでメンタルトレーニングをはじめました。
(辻)一言でメントレと言っても、メソッドとの相性などもあります。
彼(秋山選手)は比較的僕が言っている「脳の習慣」という考え方を求めていたんでしょう。
話していて色々なことをスイスイ吸収して、段々安定してきている選手ですね。
(秋)元々、自分で色々と考えてはいたんですけど、
何を考えたらいいのか分からない状態で考えていたので、
そこに手引きをいただいて、今は“いい感じで考えることが出来ている”と思っています。
(辻)いいですね。ナイスですよ。
“結果への捉われ”からの解放
(辻)人間は、特にスポーツでは負けようと思ってやっている人なんていないのですが、
勝とうと思ってやると結果に余計とらわれていき、
悪循環になって自分の力を出せなくなってしまうんです。
これを「結果エントリー」といいます。
結果から始まっている自分は良いパフォーマンスは出せないから、結局結果を手に入れられない。
だからまずは自分づくりとして心を整えるということに集中してそこをやっていきます。
そうするとパフォーマンスが安定してくるので、結果は向こうからやってくるという発想ですかね。
(秋)僕も結果を求めすぎていて、結果を出すために何をすればいいのか、という部分がなかった。
そこを今徐々にできている感じです。
(辻)結局自分に相応しい結果しかやってこないので、いかに自分をつくるかということが大事です。
スポーツは昔から心技体と言われていて、技の練習はみんな一生懸命しているのに、
意外に心って気合いとか根性、がんばる!というので丸めてしまっているんですよ。
そこを技も体も一つのテクニックとして練習が必要だとすると、心を整えていくことも脳の習慣なので
そこも練習していくと次第に安定した心がつくられていく。
そしてそこから安定したパフォーマンスが生まれて、段々ふさわしい結果がついてくるという感じですね。
(秋)本当に考え方が変わります。今までの俺って何だったんだろうって。
他の人を見ていても、今こうなってるんだろうなって思えるようなってきました。
僕は随分変わりましたね。
“今やるべきことをするだけ”
(秋)メディアでは「来期の目標」とか数字的なものが話題に取り上げられがちなのですが、
僕としてはそんな先のことより、まずは今をちゃんとせんとな、みたいな感じです。
インタビューでもネタにならずごめんなさいという感じもあるのですが、
「今やるべきことをするだけです」と言う答え方をするようにしています。
(以上、対談より一部抜粋)
今やるべきことを着実に積み重ね心を整えてきた秋山投手。
自身に相応しい結果が付いてきている、素晴らしいご活躍にこれからますます注目です!