【#スタッフレポ Di-Spoトークショー】
7月9日、日比谷図書文化館にて、Dr.辻が代表を務める一般社団法人Di-Sports研究所主宰のトークショーが行われ、Di-Spo立ち上げメンバーであるフットサル北原亘氏、ブレイキン石垣元庸氏、ラグビー廣瀬俊朗氏の3名の元日本代表とDr.辻が語り合いました。
対談のテーマは、「トップアスリートと共にアスリートのマインドセットを考え、仕事と生活に活かす!」。
3名がアスリート時代を振返り、マインドセットの意味、スポーツにおける対話の重要性を語ってくれました。
まずは3人に、自己紹介がてら個人とそれぞれの競技の近況を報告していただき、セッションスタート。
「アスリートとして自分のやっていたことが、今ビジネスの社会で生かされていること」「それぞれのスポーツで知ってもらいたいこと」「心の価値、ご機嫌の価値」などの質問から、対話の意義やダイバシティまで、幅広いトークが繰り広げられ、あっという間の1時間半でした。
終了後は登壇者やDr.辻と参加者との交流タイムを設け、会場の皆様も積極的に交流されている様子が見られました。
多様性についての話では、「Di-Spo」の“Dialogue(=対話)”とも掛けて、「対話こそ解決策!」と、3名がそれぞれの経験から見解を述べられていましたが、特に北原さんの「多様性の問題は放置すると悪化する」との意見は印象的でした。ご自身が所属していたチームが外国籍選手の多いチームで、放っておくと“日本人コミュニティ vs.外国人コミュニティ”と対立関係になってしまう問題があったそうです。そこでキャプテンの北原さんが考えた解決策が“共通言語をつくる”ということ。彼のチームの場合、この共通言語として「笑い」が有効だったそうで、以降、チームの雰囲気もとても良くなったそうです。たしかに笑いは世界共通、皆がハッピーになるツールですよね!
スマートフォンの普及で、実際相手の目を見て会話をする機会が減っていると言われている現在、会話の意義というものを今一度考えてみる必要があるのかも知れません。その点について、やはり共通言語が大切という意見を述べられていたのが石垣さん。競技人口が少ないブレイキンの世界では、どの選手が好きか?という話題を外国選手ともよく話すそうで、この場合“ブレイキン”という一つの基準が共通言語となってコミュニケーションが円滑になることを経験しているそうです。
また、廣瀬さんが今年日本で開催されるラグビーワールドカップに向けて広めている、出場国の国家を歌っておもてなしをする「スクラムユニゾン」の活動も、鍵はやはり歌という共通言語。北原さんも「コミュニケーションは“伝える”ではなく“伝わる”作業」との持論とともに、その背景には言語化と他者理解が欠かせないとおっしゃっていましたが、異なる言語や文化にも対応できるツールを持っていると、よりコミュニケーション強者になれるのではないでしょうか。
それぞれ経験者でないと語ることが出来ない貴重なお話を披露してくださり、熱心にメモを取る参加者も見受けられました。3者とも、心からご自身の競技を広めようとする姿勢も印象的でした。廣瀬さんからは、現在放映中のラグビードラマについてのタイムリーな話も聞けましたよ!
次回イベントは11月13日夜の予定とのことです。
弊社HPでも申し込み開始を告知させていただきますので、是非チェックしてみてください!
(エミネクロス・スタッフ)